ファクタリングによる資金調達事例|運送業の場合

燃料高騰により厳しい状況を迎えている運送業で、資金調達の失敗が経営の危機につながるケースも珍しくありません。今回は大阪で運送業を経営し、複数の従業員を抱えている事業者がキャッシュフローを改善した事例をご紹介します。

一度赤字を出したら銀行からそっぽを向かれた!資金繰り手段を失うことに

大阪にて運送業を営んでいるAさんは、複数人の従業員を雇って増えつつある宅配需要に対応していました。もともとは自分ひとりだけで始めた事業だったのですが、業務のスピーディーさや顧客と依頼主への対応が良かった点も業務拡大につながったポイントです。

しかし2021年ごろより徐々にガソリン代が高騰していき、やりくりに苦戦するようになっていきます。
Aさんは依頼主へ価格を交渉した結果、委託費用の値上げの約束を取り付けて一時的に凌げれば大丈夫な状況になりました。そこで委託費用が上がるまでの対策として、代表者のAさんは今まで何度もお世話になっている銀行へ資金について相談します。

運送業のファクタリング活用事例

運送業にてファクタリングを活用したAさんは、下記のような事業状況です。

年商:2,500万円
従業員数:5名
都道府県:大阪府
調達日数:即日
調達額:100万円
費用用途:燃料代

一見すると順調な状況ですが、銀行への相談結果はなんと融資できないとの回答でした。Aさんは燃料費対策に力を入れてさまざまな燃料業者へ相談していたため、営業がおろそかになってしまい1ヶ月だけ赤字が発生した時期があったのです。銀行はそれを見逃さず、長年付き合いがあったにもかかわらず嘘のように冷たくなってしまいました。

燃料代がまわらない状況に困っていたAさんはさまざまな方法を模索し、一時的に手元へキャッシュを増やせるファクタリングを利用します。その結果、なんと即日で現金を調達できることになったのです。

ファクタリングでキャッシュフローが改善!徐々に以前の活気を取り戻す

ファクタリングにより当面は燃料代についての不安もなくなり、仕事に力が入るAさんでした。その様子を見てか従業員達もより仕事に対して取り組むようになり、不況ながらも業績が右肩上がりになっていったのです。

ファクタリングの審査は銀行融資とは異なり、売掛金を確認できれば基本的に問題ありません。将来的に入る予定の入金を買い取る方法なので、経営状況や事業の信頼度合いは審査に大きく影響しないのです。審査する項目も売掛金の存在が本当かという点が中心なので、銀行のように結果がでるまで何日も必要としない点も大きな魅力です。

ファクタリングという制度は一時的に耐えなければいけない状況で売掛金を現金化したい場合に、とても役立ちます。同様に燃料代に悩む運送業の方は、ファクタリングでキャッシュフローの改善を目指しましょう。