比較的経営が安定している調剤薬局でも、取引先を拡大するためには資金調達が必要。しかし調剤薬局では高額な薬剤の仕入れが必要になっても、医療保険制度の特性上、資金繰りが間に合わなくなる恐れがあるのです。ファクタリングで資金調達をした大阪の事例をご紹介します。
新しいクリニックの処方箋を取り扱うため仕入れが増えた
調剤薬局では、医療保険での支払いとなるため、患者の自己負担分以外の部分の売り上げが入ってくるのが遅くなります。調剤報酬の請求は健康保険組合に対して前月分のレセプト請求をして、次月の20日以降に入金されます。つまり、1月の売り上げは3月下旬にならないと入金されないのです。
また、調剤薬局では医療機関や診療科によって扱う薬が異なり、薬の在庫の種類を増やさなければならない場合があります。薬剤の中には高額なものもありますので、仕入れの費用はかなりの額となるのです。大阪の調剤薬局でも、新しいクリニックの処方箋を取り扱う際や高額な薬剤の仕入れが必要な際など、一時的に資金繰りが苦しくなってしまうことがあり、資金調達の必要が出てきます。
調剤薬局のファクタリング活用事例
在庫の準備の際に高額な薬剤の仕入れが必要となり、ファクタリングを利用した調剤薬局の事例をご紹介します。
年商:1500万円
従業員数:5人
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:約200万円
資金用途:薬剤仕入れ費用
内科クリニックの門前薬局として10年以上経営してきた調剤薬局です。隣に脳神経内科クリニックが開業し、そちらの処方箋も受け付けることになりました。しかし、これまでになく高額な薬剤の仕入れが必要となったのです。脳神経内科クリニックの処方箋を受け入れ始めた月の調剤報酬が入金されるまで、一時的な資金不足となってしまいました。そこで、ファクタリングを利用し、2日間で調剤報酬を現金化することができ、軌道に乗せることができたのです。
取引先を増やすための資金繰りに便利
調剤薬局が今まで扱っていなかった診療科の処方箋を受け付けるようになると、薬の在庫の種類を増やさなければならなくなります。患者さんが処方箋を持ってきたのに在庫がないとなると、急いで取り寄せて配達したり宅配便で送ったりと、手間と経費がかかってしまいます。
ファクタリングでの資金調達をすれば、調剤報酬を現金化して、取引先を増やし売り上げを伸ばすための在庫の仕入れ費用に当てることが可能です。キャッシュフローが軌道に乗るまで繰り返し利用することもできます。
ファクタリングは借金とは異なり売掛債権を現金化する資金繰りであり、売掛先が公的機関である調剤報酬では審査も早く、手数料も他のファクタリングよりも低めに設定されています。調剤からレセプト請求、入金までの2か月間のタイムラグで資金調達が必要な際にはぜひファクタリングをご利用ください。