ファクタリングによる資金調達事例|貿易業の場合

大阪では貿易業を営む企業が、資金調達を目的にファクタリングを活用する事例も少なくありません。ファクタリングには貿易業ならではの問題を解消できるというメリットもあり、とりわけ中国向けの取引ではそのメリットを大いに活用できます。
 

中国向けの取引は後払いの習慣がなく現金しか信用されない

貿易業を営む企業のなかには、商品の発送や受け取りと代金の支払いを異なる時期にまとめて行っているところも少なくありません。特に取引額が高額になりやすい規模の大きな輸出入では、為替レートを見ながら代金の支払い時期を調整することもあり、貿易業において後払いの習慣は広く定着しているといえるでしょう。
しかしながら、中国においてはこのような後払いの習慣がなく、他の国の企業と取引を行う場合とは代金の支払時期が異なるケースも珍しくありません。このことから、中国向けの取引では現金を用意し、商品の受け取りと同じタイミングで代金を支払えるよう準備をしておかなければならないのです。
 

貿易業のファクタリング活用事例

貿易業を営む企業が中国企業との取引においてファクタリングを活用した事例には以下のようなものがあります。
 
<貿易業を営むA社によるファクタリング活用事例>
都道府県 大阪府
年商 3,000万円
従業員数 8名
調達額 200万円
目的 中国企業との取引における代金の支払い
調達日数 1日
 
A社では中国に限らず数多くの国々の企業と取引を行っており、未回収の売掛金も少なくありませんでした。そんなA社が取引を行った中国のとある企業は、代金の支払いが確認できない限り商品を発送しないという姿勢を示したため、A社では早急に現金を用意しなければならなくなったのです。
この支払いを目的とした資金調達手段として、A社ではファクタリングを活用。未回収の売掛金200万円をわずか1日で現金化することに成功しました。
 

ファクタリング利用でその場の現金払いができて利益を確保

中国の企業を相手とする貿易ではまとまった現金を用意し、すぐに支払いを行えるよう準備しておくことが大切です。しかし、未回収の売掛金が多い企業などの場合、その準備が困難となってしまうこともあるでしょう。
ファクタリングは未回収の売掛金をその場で現金化できるサービスであることから、中国企業を相手とする貿易における現金の調達手段としても最適です。また、ファクタリングは借金ではないことから審査を受ける必要もなく、同額の売掛金さえあれば一度で高額な現金をまとめて調達することもできます。
相手企業の「お国柄」が取引方法にも影響を及ぼしやすい貿易業を営む企業でも、ファクタリングを現金の調達手段として利用されてみてはいかがでしょうか。