ファクタリングによる資金調達事例|輸入販売業の場合

輸入販売業では、海外の輸出業者との取引を拡大していくことが必要になりますが、大阪でも慢性的な資金不足で悩んでいる業者は少なくありません。輸入販売を迅速に行うために役立つのが、迅速な資金調達が可能なファクタリングです。
 

海外との取引には現金で信用を示す必要がある

輸入販売業で海外との取引をする際には、売買契約を結んだ後に輸入販売業者が国内の銀行に「信用状」の発行を依頼し、その銀行から輸出業者の国の銀行に信用状が送付されます。信用状を受け取った銀行から輸出業者に通知が行き、ようやく港に着いた輸入商品を受け取ることができるのです。
このように輸入販売業には、売買契約が成立して品物が港に着いていても、輸入商品を受け取ることができるまでにタイムラグが生じることがあります。特に初めての取引では、輸出業者は信用が示されないと商品を発送してくれません。輸入販売業を始めたばかりの時期や、新しい取引先を開拓する際には、現金で先払いするなど信用を示す必要があるのです。
 

輸入販売業のファクタリング活用事例

海外の取引先を拡大して売買契約まではこぎつけたものの、信用取引では商品を受け取るまでに時間がかかりすぎるのです。こうした状況を打破するためにファクタリングを利用した輸入販売業者の事例を紹介します。
 
年商:1500万円
従業員数:3人
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:約200万円
資金用途:人件費
 
これまで取引のなかった海外の業者から、信用取引で200万円分の商品を仕入れる交渉が成立しましたが、信用取引では商品を受け取るまでに時間がかかりすぎ、商機を逃してしまうことが明らかでした。現金取引にすれば速やかに発送してもらえるのですが、慢性的な現金不足に陥っていたため、資金繰りのあてはありません。
ファクタリングを利用したことで、まだ国内ではその商品をあまり販売していない時点で輸入でき、利益を上げることができました。
 

先出しの資金調達はファクタリングがおすすめ

輸入販売業者が新しい取引先を開拓する際には、現金で信用を示すことが必要な場合があります。現金を先出しすることで、取引先が売掛金を回収できないリスクを配慮しなくてよい状況を作るのです。しかし、輸入販売業者は慢性的な現金不足に陥っている場合も多く、先出しの現金を確保できない場合が少なくありません。
ファクタリングでの資金調達なら、売掛金を現金化することで商品を迅速に輸入することができます。需要が高いうちに輸入した商品の販売を開始することができるので、チャンスを逃さずにすむのです。
ファクタリングは売掛金を現金化する借金とは異なる資金繰りであり、審査にも時間がかかりません。時間が勝負の先出しの資金調達が必要な際には、ぜひファクタリングをご利用ください。