ファクタリングによる資金調達事例|運送代理店の場合

大阪府内の運送代理店で資金繰りに悩んでいるところもあるでしょう。資金調達の方法は銀行からの融資だけではありません。ここでは今注目のファクタリングについて実際の活用事例や手数料など利用する際の負担を減らすポイントを確認しておきましょう。

繁忙期の受注増加に伴う外注費の支払いが増えた

運送代理店が資金繰りに困るケースとして、繁忙期の受注増加に伴う外注費の支払いの増加があります。特に運送業界では、年末などは繁忙期にあたるため、受注増加によって追加でドライバーを雇う際に生じる外注費や燃料費がかさみがちです。また、渋滞などの道路状況が影響して、1日で業務を終えられない場合には、従業員に対し残業代が発生する場合もあります。受注増加は一見すると会社にとって有益に思われますが、入金サイトが長い場合は外注費の先払いが必要となるため、手元の現金が減ってしまい資金繰りが難しくなってしまうのです。特に運送代理店は個人で営んでいるところが多く、大きな企業のように体力がないため、経営自体を続けていくことが難しくなる場合も少なくありません。 

運送代理店のファクタリング活用事例

運送代理店で実際にファクタリングの活用で短期間での資金調達に成功した運送代理店の事例をご紹介します。

年商:5,500万円
従業員数:15名
都道府県:大阪府
調達日数:3日
調達額:約300万円
資金用途:人件費

年末の繁忙期に外注費が非常にかさみ、ドライバーへの人件費を払えなくなる事態に陥りました。知人の紹介でファクタリングの存在を知り、利用することを決意した結果3日後に約300万円の資金を確保できたのです。残業代の発生など、人件費の増加にも対応でき、困難な状況を乗り越えることができました。運送業界は1年を通してお金の振り幅が大きいため、大幅な外注費や人件費の上昇にも対応できる選択肢を見つけておかなければならないことが教訓となっています。

他の運送料債権も売買対象に入れてファクタリング手数料の負担減

ファクタリングを利用時に注意したいのが手数料です。手数料は入金サイトに比例するため例えば入金サイトが30日の場合よりも120日と長いほうが手数料は割高になってしまいます。入金サイトが長い場合には、この手数料をいかに減らすかということが重要です。また、外注費の増加によって資金繰りが難しくなった場合でも、毎月人件費の支払いは訪れます。そのため、現金の確保によってお金の流れを取り戻すことが経営を続けていくうえでも重要です。対策としては、翌月に発生する運賃や運送料といった「運送料債権」もファクタリングの売買対象に取り込んでしまうのことにあります。ファクタリングは、面倒な審査や保証人の確保などが不要なため短期間で売掛金の現金化が可能です。万が一の時に備えてファクタリングを資金調達のための選択肢のひとつとして検討しておきましょう。