【ファクタリング違法業者の特徴】こんな業者には要注意!

ファクタリングとは、売掛債権などを企業から買い取り、その売掛債権の管理や回収を行うサービスのことです。大阪でもファクタリングを利用して資金調達を考えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。しかしファクタリング業者には違法業者も多いため注意が必要です。ここでは違法業者の特徴を3つご紹介します。

手数料が高額

ファクタリングの違法業者が提供していることの多いサービスのひとつに「給料ファクタリング」があります。このサービスの特徴は、手数料が高額であることです。一般的にファクタリングの手数料の相場は、2社間ファクタリングで10~30%、3社間ファクタリングで1~7%とされています。「給料ファクタリング」による被害事例では、5万円の借入れを申し込んで実際に振込まれた金額は3万円。手数料として借入金の40%にものぼる2万円を引かれたことになります。手数料が高額な業者は、まず違法業者であるとみて間違いないでしょう。違法業者は金融機関でお金を借りられないような人を狙って、「ブラックな人でもOK」や「保証人は不要」といったような宣伝文句でネットなどでも勧誘してくるため注意が必要です。

契約内容が不透明

ファクタリングは、債権売買もしくは債権を担保とした貸付になるため、一般的に契約書の作成や手数料の根拠となる見積、必要書類の提出などきちんとした手続きのもと契約が行われます。法律上、契約は口約束だけでも有効に成立しますが、契約書を作成して書面で残しておくのが一般的です。書面で残しておかなければ、後々「言った」「言わない」のトラブルに発展するケースは少なくありません。違法業者は、証拠を残さないために契約書の重要な事項である金額などを空欄にして発行することもあります。さらに悪徳な業者ともなると、契約書の発行すらしないところもあるほどです。契約書を発行しない業者や発行しても内容があいまいな業者は悪徳業者である可能性が高いので、契約する際には十分注意しましょう。

同じ売掛債権に対して追加融資を申し出る

2社間ファクタリングの場合、売掛債権を買い取ることが前提となります。例えば2カ月後に100万円入ってくるという売掛債権を持っている企業が、今すぐ現金が欲しいためにその売掛債権を90万円でファクタリング業者に買い取ってもらうような場合です。売掛債権はファクタリング業者に買い取ってもらうため、同じ売掛債権に対して追加で融資を行なうことは同じ売掛債権で取引きを複数回行うこととなり、ファクタリングの契約形式上ありえません。なぜなら同じ売掛債権に対して買い取りではなく、追加融資という形で貸付を提案することは、2社間ファクタリングの形式上違法となるためです。このように同じ売掛債権に対して追加融資を申し出るような業者は違法業者である可能性が高いので注意しましょう。