ファクタリングによる資金調達事例|アパレル業の場合

アパレル業界はトレンドを先取りしながら、次のシーズンの仕入れをしなければいけませんが、繁忙期と閑散期の差が激しく、仕入れの際に資金不足に陥りがちです。そんな仕入れ時の資金不足を助けてくれるのが、ファクタリングです。

繁忙期と閑散期の差が激しい業界!売掛金の入金も期間が長く資金化に時間がかかる

どの業界でも繁忙期と閑散期がありますが、アパレル業界は他の業界に比べると、その差が激しいのが特徴です。特にサマーアイテムが出揃う7月や、クリスマスや年末年始等でのイベントに伴うバーゲンがある12月と1月は、アパレル業界が一年の中で最も忙しくなる季節です。

反対にバーゲン後の2月と8月は、お正月やお盆等の影響もあって売上が激減する閑散期で、繁忙期との売上に大きな差があります。そのうえ取引代金の締日から実際に支払われるまでの入金サイトが長いため、売掛債権を現金化するのに時間がかかります。

しかし、アパレル業界では「トレンド」と「シーズン」が売上のポイントとなるため、常にそれらを先取りしながら仕入れをしなければなりません。

アパレル業のファクタリング活用事例

ここでは、大阪でアパレル業を営む会社がファクタリングを利用した事例をご紹介します。

年商:5,000万円
従業員数:8人
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:500万円
資金用途:仕入代

大坂の船場でアパレル専門会社を父の代から経営しています。資金調達は常に悩みの種でした。先日、大阪の南部に新しい大型商業施設がオープンすることになり、そこで急遽うちの商品を扱う店を出店することになったのです。

しかし、ちょうど次シーズンの仕入れ時期と重なり、資金不足になりました。既存店の仕入れ費用は確保していましたが、ちょうど閑散期で売上げも落ちている時期が重なり、新規オープン店の仕入れ資金が足りません。そこで、知人からの紹介でファクタリングを知り、無事に資金調達ができました。

ファクタリング利用で売掛金を現金化!閑散期でも従業員の給与や経費の支払いもスムーズに

アパレル業界は繁忙期と閑散期の差が激しく、急な資金が必要になった場合は資金不足に陥りやすいのが特徴です。そのため、従業員の給与や経費の支払いが滞ってしまうトラブルも少なくありません。

ファクタリングは売上債権をファクタリング会社が買取りするため、借入ではありません。また、金融機関の借入のように担保や保証人も必要ないため利用しやすく、審査はありますが問題がなければ数日で入金できます。

アパレル業界のように発注サイクルが早い業界では、何かトラブルがあると資金がショートしやすいため、迅速に売上債権を現金化できるファクタリングの利用が効率的です。素早く売掛債権を現金化できるのが大きなメリットだと言えるでしょう。