ファクタリングによる資金調達事例|土木業の場合

土木業は請負契約で工事を進める場合が多く、契約を結び工事完成後に工事費用入金という形です。また工事の一部を外注に出す場合もあります。しかし土木業界は工事期間が長く、入金も先になって資金が不足するケースも少なくありません。ここでは、元請けが資金繰りに困窮するケースをご紹介します。

工事の一部を下請けに出したが前払いの要求が!急ぎで資金調達をしなければならない事態に

土木業は請負契約が基本であり、工事には多くの下請けが関わります。工事一式を受注した元請け業者は、大工や電機、内装などを請け負う業者へ外注して工事を進めることが多いからです。

このような請負契約では、工事が終わって発注元へ引き渡した後に工事代金支払われます。そのため、工事代金が支払われるまでの間にかかる人件費や材料費などは、各下請け業者が賄わなければなりません。

これらの費用が捻出できない下請け業者が、元請け業者へ前払いを請求することがあります。しかし、元請けに金銭的な余裕が無いと前払いができず、工事が進められません。このような時、元請けに未回収の売掛金があれば、ファクタリングで現金化できます。

土木業のファクタリング活用事例

土木業の元請け業者がファクタリングを活用した事例をご紹介します。

年商:6,000万円
従業員数:5名
都道府県:大阪府
調達日数:1日間
調達額:300万円
費用用途:資材調達費用

大阪に営業所を持つA建設会社は、ある公共工事一式を請け負いました。馴染の下請け業者へ土木工事を依頼したところ、下請け業者の資金繰りが悪化していることを理由に前払いを請求されました。元々A建設会社もさほど大規模な企業ではないため、それほど資金に余裕があるわけではありません。しかし、支払わなければ請負契約を締結できず、工事が始まらない状態です。

銀行融資を検討しましたが審査に時間がかかるために、すぐに資金確保できそうにありません。そこで素早い資金調達ができると聞いていたファクタリングを試すことにしました。実際に利用してみると、手数料は発生しましたが1日で必要な現金が手に入り、無事下請けへ前払いができたのです。

藁にもすがる気持ちでファクタリングを契約!翌日の朝には入金されていた!

ファクタリングは、売掛金をファクタリング会社が買取り、代金として現金が手に入る資金調達方法です。買取ではいくらかの手数料分が引かれますが、銀行融資と違ってすぐ資金調達できるというメリットがあります。審査も銀行ほど厳しくなく、現金化までの期間は遅くても数日中、早ければ即日も可能です。さらに売掛金を買い取るファクタリングは、銀行融資のような負債ではありません。資金フローを改善するならファクタリングでの資金調達がおすすめです。