ファクタリングによる資金調達事例|IT系事業の場合

IT業界では新規事業の開始などに伴って、まとまった資金を早急に調達しなければならなくなるケースも珍しくありません。ファクタリングはこのようなケースにおける資金調達手段として利用されることも多く、実際に利用を検討する際には同業他社の事例を参考にしてみるとよいでしょう。
 

SES事業の人材も費用も足りない!増員できてもすぐには会社の利益にならず前途多難

IT系の事業は多種多様に存在し、その性質上初期費用が膨大になることも珍しくありません。例えばシステムやソフトウェアの開発や運用、保守などを担う技術者を派遣するSES事業では多数の優秀な人材を確保する必要があり、人件費だけでも膨大な費用が必要となります。
しかし、SES事業では、開始してもすぐには利益につながらないケースが多いという問題もあるのです。このため十分な資金力を備えていない企業では、SES事業を開始すること自体が難しくなってしまい、いかにして必要な資金を調達するかは極めて重大な課題といえるでしょう。
 
IT系事業のファクタリング活用事例
 
ここでは、大阪でIT系事業を営んでいるA社のファクタリング活用事例を見てみましょう。
 
年商:8,000万円
従業員数:7名
都道府県:大阪府
調達日数:1日
調達額:800万円
費用用途:SES事業の開始に伴う初期費用
 
わずか7名の従業員で切り盛りしていたA社は、新たにSES事業を開始することになりました。既存の従業員だけで新規事業を行うことは困難だったため、技術者の大量採用を決断します。しかし、一定の技術と経験を持ち合わせているIT系技術者の平均的な給与は高騰傾向にあったことから、用意していた予算だけでは優秀な技術者を確保することが難しくなってしまいました。
一方、A社には既存事業で発生した売掛金が多数あったことからファクタリングを活用。800万円を1日で調達することに成功し、初期費用の不足分を埋め合わせることができました。
 
ファクタリングで調達した資金で優秀な人材を雇い入れることに成功!取引先の様々な要望にも応えられるように
 
A社の事例では、多くの売掛金があったことが重要なポイントとなります。ファクタリングは売掛金を活用して資金調達する方法であることから、売掛金が発生しやすいIT系事業との相性は抜群といえるでしょう。
 
ちなみにA社ではファクタリングで調達した資金を活用することで複数の優秀な技術者の確保に成功し、取引先の様々な要望にも応えられるようになりました。このことから、ファクタリングは一時的な資金調達手段としてだけでなく、事業そのものの質を向上させられるという点でも大きなメリットがあるといえます。
 
IT系事業を新たに立ち上げる際には、初期費用の調達手段としてのファクタリング活用をぜひご検討ください。