ファクタリングによる資金調達事例|人材派遣業の場合

売掛金の回収までの期間を売掛サイトと言い、大阪など大きな都市でのイベントになるほど、この売掛サイトが長くなる傾向にあります。人材派遣業におけるファクタリングの資金調達事例を知っておくことで、いざというときの資金繰りが可能です。

単価の大きいイベントになるほど売掛サイトが長くなる傾向が…

企業によくある悩みのひとつに、売掛金の回収期間が長くなることが挙げられます。売上は計上されていて帳簿上は利益が出ているにもかかわらず、代金回収ができていないことによって手元の資金が不足するからです。特に人材派遣会社において、単価の大きいイベントになればなるほど、売掛サイトが長くなる傾向にあり、この資金繰りに苦しめられるケースも見られます。
もちろん、売掛サイトが短い受注先を探すというのもひとつの方法ではありますが、すでに売掛先との間で支払い期限を取り決めており、こちらの都合では変更することができないという場合も少なくありません。
そんなときに活用していただきたいのがファクタリングです。一時的なつなぎ資金が必要となる場合などにおいて、融資を使わずに利用できます。

人材派遣業のファクタリング活用事例

ここでは大阪府で人材派遣業を行うA社の事例を見ていきます。

年商:4億5000万円
従業員数:50人
都道府県:大阪府
調達日数:3日
調達額:1700万円
費用用途:人件費

人材派遣業を10年経営しているA社の事例です。古くから付き合いのある取引先より新規事業開設のため、人材の大量派遣を希望されました。このときA社は相手会社の新規事業についての調査を行わずに、人材派遣を実施します。その結果、派遣先に発生していた売掛債権を回収できなくなってしまったのです。A社としては、yしなった人材の再確保が難しく、会社の存続に影響が出てしまうと考え、せめて人件費は支払いたいと考えていました。
そこで、インターネットで情報を得たファクタリングを活用したところ、3日で1,700万円の調達に成功し、無事に人件費を支払い会社の存続ができたのです。

ファクタリングを「つなぎ資金」として活用!スタッフや外注先への支払いはスムーズに

ファクタリングを活用するメリットは、つなぎ資金として活用できるという点です。売り上げなどはじゅうぶんに数字に表れているものの、売掛サイトが長くなってしまえば実際に手元にお金が入ってくるまでの期間が長くなります。従業員に賃金を払えなくなるリスクが高まることから、払えない場合スタッフが退職してしまいますが、人材を集めるのは時間も手間もかかるのが現実です。しかし、融資を活用しても手元にお金が入るまでは長い期間がかかり、さらには手数料も高くつく場合があります。
そこで融資のいらないファクタリングをつなぎ資金として活用すれば、スタッフや外注先への支払いはスムーズになり、問題を解決に導くことができるのです。