ファクタリングによる資金調達事例|建設業の場合

建設業では、下請け会社が倒産してしまった場合、その穴埋めを元請けが担当しなければなりません。このような想定外の事態が生じると、元請けの運転資金がショートしてしまうことがあるのです。建設業の資金繰りで悩んだ際には、建設業者がファクタリングで資金調達をした事例が参考になる場合があります。
 

下請け他社が倒産!急遽穴埋めとして当社に増員と車両確保の依頼が来ることに

建設業の運転資金が足りなくなる理由に、大口受注で多額の仕入れ費用が必要になることが挙げられます。しかし下請け会社の倒産も運転資金がショートする理由の一つです。
 
既に工事のスケジュールが決まっているのに、下請け会社が倒産してしまった場合には、元請けがその穴埋めをしなくてはいけません。具体的には、作業員を増員したり、作業に必要な車両を確保したりする必要が出てきます。下請け会社が作業の一部を業者に委託していて、その業者がその代金を支払っていない場合は、元請けへ請求が来ることもあるのです。
 
建設業は多額の仕入れ費用が必要な上、他の業種と比較すると入金が遅いので、突発的なトラブルなどで資金繰りが困難になることも珍しくありません。
 

建設業のファクタリング活用事例

大阪府の建築会社がファクタリングで資金調達を成功させた事例です。
 
年商:3億円
従業員数:50名
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:約500万円
資金用途:人件費、車両費
 
コロナ禍で破綻してしまう建設業が多いなか、A社は業績が悪化したとはいえども、比較的経営は順調でした、そんな中、下請け会社の倒産の知らせが来たのです。
 
下請け会社へ依頼した工事はかなり大掛かりであったため、スケジュールの変更だけでは対処しきれません。急遽作業員を募集し、人件費がかなりの高額になりました。さらに現場からは車両準備の要請も来たため、他案件の運転資金がほぼゼロになってしまいます。
 
急な資金繰りならファクタリングが良いと社員に勧められて電話をしてみると、支払いが数か月先の売掛金を売却できました。下請けの案件の人件費、車両費を無事に捻出できたのです。
 

ファクタリングで人件費と先出し車両代金を調達

建設業は専門知識が必要なため、人手を増やすとなると人件費がかさみます。また、作業に使うクレーンや高所作業車は高額なため、1日レンタルするだけでも車種によっては10万円以上かかることもあります。また工事に必要な資材を仕入れられないと、工事を進めることができません。
 
このように資金が不足しやすい建設業では、ファクタリングを活用して、売掛債権を現金化する方法が有効です。金融機関の融資審査では1カ月以上待たされることもありますが、ファクタリングであれば最短即日、最大1億円の資金調達も可能です。来店が不要で手続きは電話のみでできるので、下請け会社の倒産で、人件費と先出し車両代金の資金繰りにお困りの方は、お気軽にご相談ください。