輸入卸売業は買い付けの際にまとまった資金が必要なため、運転資金が不足してしまうことも少なくありません。ここでは、輸入卸売業のお金に関する悩みと大阪の輸入卸売業者がファクタリングで資金調達に成功した事例を見ていきましょう。
買い付け資金が乏しい中で新しい仕入れ先は信用もなく後払いも難しい状況
輸入にはさまざまな手続きを行います。できるだけまとめて輸入したほうが業務の簡略化が図れますが、そのためにはまとまった資金が必要です。
海外から商品を輸入する際、支払い方法は「前払い」と「後払い」を選択できます。はじめて取引する際に「後払い」にすると輸出者は発送したのに支払いが行われないというリスクがあるため、新しい仕入先の場合は「前払い」しか選べないことも多いのです。
また、資金が乏しいにもかかわらず大量に仕入れ「前払い」にしてしまうと、商品が届くまで利益が上げられないため、その間に資金不足になるケースが少なくありません。なかには悪徳業者に騙され、注文したものと違うものや偽物が届くこともあります。輸入卸売業はさまざまなリスクを考えて、ビジネスを継続してできるよう多めに資金を準備しておくことが重要です。
輸入卸売業のファクタリング活用事例
◇木材の輸入卸売業者
年商:8000万円
従業員数:5名
都道府県:大阪府
調達日数:2日
調達額:約300万円
資金用途:仕入れ費
海外から木材を輸入して日本国内の建築業者に卸している業者です。半年程前にフィンランドへ買い付けに行った際、品質のよい木材を見つけました。輸入したいと申し出たところ、「基本的に輸出はしていない、前払いなら取引をしてもいい」といわれたのです。前払いはリスクが高いのですが仕方なく承諾しました。ところが台風による遅延で、到着したのは予定の1カ月後。その間に給与や経費の支払いなどをしていたため、木材を仕入れる資金がショートしてしまいました。運よく売掛金はあったので、ファクタリング会社に電話で相談したところすぐに現金化できて事なきを得たのです。
ファクタリングで買い付けに成功して業績が拡大
輸入卸売業は新しく取引をはじめるときだけでなく、買い付けに成功して業績が拡大する際も運転資金が不足する傾向にあります。買い付けに成功し仕入れる量が増えれば、仕入れ費用が増えるだけでなく輸入品を保管するスペースを確保したり、人員を増員したりする資金も必要になるからです。
せっかく業績がアップしても、資金がなければビジネスを拡大することは難しいでしょう。そんなときにおすすめなのが、ファクタリングです。ファクタリングは売掛金を買い取るので返済の必要がなく、はじめての方も安心してご利用いただけます。銀行のような審査もありませんので、最短即日売掛金を現金化することもできます。